く行

このページには、く行の和製英語をまとめています。

く行の和製英語一覧(クリックすると各単語に移動します)
クーラー グラビア クラフト紙 クリームソーダ グリーン車 クレーム クローク

クーラー -cooler-

正しい英語は…air conditioner,room air conditioner,cooling system

解説:
日本人は「冷房」のことを「クーラー」といいます。
しかし英語のcoolerは
氷を入れてピクニックや魚釣りに待って行く保冷箱のことです。
日本人のいうルーム・クーラーのことは
air conditioner,room air conditioner,cooling systemといいます。
従ってThis room is well cooled.ではなく,
This room is well air-conditioned.といいます。

グラビア -gravure-

正しい英語は…glamour photos,cheesecake,Page Threes

解説:
主に男性向け雑誌の巻頭ページに載っている、
水着の女性の光沢写真のページが何ページかあるのを
日本では「グラビア」と呼ばれますが、
和製英語の「グラビア」はphotogravureから成立した言葉です。
photogravureとは、エッチングした金属の板やロールを使って、
写真を雑誌や本に印刷するのに用いられる技術のことです。

この「グラビア」は、
英語でglamour photosとか、もう少しくだけた言い方ではcheesecakeと呼ばれます。
人気のあるスポーツ新聞に関連して、
イギリス英語ではPage Threes として知られています。
スポーツ新聞紙『The Sun』がかつて、
3ページ目に毎日、そういった種類の写真を掲載していたのです。
イギリスのページ・スリー・ガールの多くが、
日本での似たような存在である「グラビア・クィーン」のように、
それを踏み台にして、自分の器に見合った有名人になっていく点も同じです。

クラフト紙 -kraft-

正しい英語は…brown paper,hard-rolled paper

解説:
「クラフト紙」は,スエーデン語で「強い」の意のkraftの借用語で,
「茶色で丈夫な包装用紙」を指す。
英語では,brown paper,hard-rolled paper と言う。

関連単語:ハトロン紙

クリームソーダ -cream soda-

正しい英語は…float

解説:
「ソーダ水にアイスクリームを浮かせたもの」を
「クリームソーダ」というのは和製英語です。
第一,ice cream をcreamと略したのでは英米人には通じません。
次に,ソーダ水やコーヒーなどの上にアイスクリームを浮かせたものは
英語でfloatといいます。
従って,正しい英語では
coke float,coffee float,soda float,etc.といいます。

グリーン車 -green car-

正しい英語は…first-class car,a first-class railroad car

解説:
日本の国鉄で上等の設備をほどこした客車を「グリーン車」といいますが,
green carとしても和製英語であり,通じません。
以前の1等車に相当ですから
first-class car,a first-class railroad car がよいです。

クレーム -claim-

正しい英語は…complaint

解説:
日本で和製英語のclaimが広く使われていることから、
誤った使い方も広がっているようです。

英語のclaimは「強く主張すること」で「苦情や文句を言う」はcomplaintを使います。
手落ちや職業上の過失と聞けば、弁護士が真っ先に飛んでいって、
make a claim for damages
(誰かに損害に対する支払い要求をする)ためや、
被害者を助けるために
claim compensation
(賠償金を請求する)準備をします。

ここで気をつけて見てほしいのは、claimという言葉が、
裁判になって司法の判断を仰ぐことを見越した、
法律的な意味で使われているところです。

和製英語の「クレーム」は
英語では単にcomplaint(苦情)にすぎないことに使われすぎているようです。
たとえば、近所に住む人が
美空ひばりをちょっと大きな音量でときどき聞くからといって、
complainはしても、claimはしないのです。

もうひとつ、英語では、事実を主張するとか何かを事実だと強く言う、
などという意味でclaimをよく使いますが、そこでも誤解が生じがちです。
先に述べたように、和製英語の「クレーム」は
苦情と同義語で使われることがほとんどなので、
日本人が英語を話す際に困惑してしまいがちなのです。

たとえば
“He claimed he scored a hole-in-one.”などという文で
claimを苦情の意味にとって、
「ホール・イン・ワンでうれしいはずなのに何で文句が出るんだ?」
という具合にです。
この文の意味は、
彼はホール・イン・ワンを入れたと主張した、であって、
彼はホール・イン・ワンを入れたと苦情を言った、わけではないのです。

クローク -cloak-

正しい英語は…a cloakroom,a checkroom

解説:
日本ではホテル,レストラン,劇場などで,
「コートや帽子や手荷物を一時預ける所」を「クローク」というが,
これは和製英語です。
正しい英語ではa cloakroom, a checkroom といいます。
英語のcloakは「ゆったりして,そでのないマント」の意しかないです。
またa cloakroomをcloakと略称することもありません。