す行

このページには、す行の和製英語をまとめています。

す行の和製英語一覧(クリックすると各単語に移動します)
スーパー スキンシップ スコップ スタートライン スタイル スタンドバー スタンドプレー
ステーションビル ステッキ スト ストーブ スナック スペル スポイト ズボン
スポンジ スマート スリップ注意!

スーパー -super-

正しい英語は…supermarket

解説:
「スーパーマーケット」のことを「スーパー」といいますが,
これをsuperとしても通じません。
フルにsupermarketとしないと英語になりません。
英語のsuperは「最高の」
(=very good, first-rate,excellent)の意で,
a super bomb, a super star, a superman
のように形容詞として使ったり,
「超」の意の接頭辞としてsupersonic(超音速)のように使います。
そのほか略語としてsuperintendent(管理人),supervisor(主任)の意で
superを名詞として使います。
しかし「スーパーマーケット」の意は全くありません。

スキンシップ -skinship-

正しい英語は…bonding

解説:
「スキンシップ」は、
英語でいうmother-child bonding(母子のスキンシップ)を
簡潔で適切に表す和製英語です。
最近の日本では、母子間にかぎらずさまざまな種類の
温かく友好的な身体的接触を表すのに
この言葉がよく使われているようです。
したがって、friendly or loving physical contact
(友好的もしくは愛情のある身体的接触)や
bondingと英語では説明できるでしょう
(Bondingというのは友情や相互支援の強いきずなをつくることを意味します。
要するに、肉親関係を通じて自然に出てくるようなきずなを
つくることです)。

スコップ -schop-

正しい英語は…a shovel

解説:
「スコップ」は,オランダ語のschopの借用語で,
英語ではa shovel と言います。
最近では「シャペル」という言葉も聞かれるようになりました。
上記shovelが大型のものを指すのに対して,
「メリケン粉,砂糖,その他やわらかいものをすくうサジ」のことは,
英語でa scoop (a small shovel)と言います。
日本語の「スコップ」はこれに相当します。

スタートライン -start line-

正しい英語は…starting line

解説:
「スタートライン」は和製英語です。
start line は誤りで,
正しい英語ではstarting line と言います。

スタイル -style-

正しい英語は…figure

解説:
「彼女はスタイルがいい」を
She has a good style.としても通じません。
これでは「彼女はいい文章スタイルを持っている」という意味にしかなりません。
正しい英語では,
She has a good figure.
She has a pretty figure.
She is well-proportioned.
She is shapely. といいます。
英語のstyleは「文体」または「流行の型」の意で使います。

スタンドバー -stand bar-

正しい英語は…a bar

解説:
「立ち飲みをする酒場」のことを
「スタンドバー」と言うのは和製英語であり,
正しい英語では単にa bar と言います。
英語のstandは,
a hotdog stand
a hamburger stand,
a newsstand のように使い,
「小さい売店」「販売台」を意味します。

スタンドプレー -stand play-

正しい英語は…grandstand play

解説:
日本語の「スタンドプレー」を直訳したstand play は和製英語です。
正しくはgrandstand play と言います。
英語のgrandstandは「スタジアムの観覧席」のことで,
grandstand play は「観客の拍手喝さいをねらってする派手な演技」
「自分の存在を目立たせるためにわざと行う動作」を意味します。

ステーションビル -station building-

正しい英語は…該当単語無し

解説:
station building は和製英語です。
英米では駅を利用したビルはありません。

ステッキ -stick-

正しい英語は…walking stick,cane

解説:
日本人は「歩行を助けるつえ」のことを「ステッキ」と言いますが,
これは和製英語です。
stickだけでは「つえ」の意の英語になりません。
正しくはwalking stick,caneと言います。
ただし,
前後の関係でwalking stick であることが明瞭であれば
stickだけでもよいです。
英語のstickは「棒」の意しかありません。

スト -sto?-

正しい英語は…strike

解説:
「スト」は和製英語であり,
正しい英語では略さずフルにstrikeと言わないといけない。
しかも発音は「ストライキ」ではなく,「ストライク」である。
日本人は「野球のストライク」は「ストライク」,
「労働争議のスト」は「ストライキ」と発音を変えるが,
どちらも同じ綴りのstrikeで,同じく「ストライク」と発音する。
なお,strikeには名詞と動詞がある。

ストーブ -stove-

正しい英語は…heater

解説:
部屋の暖房に使う器具を
「ストーブ」「電気ストーブ」「ガスストーブ」「石油ストーブ」
と言うのは和製英語であって,
正しい英語ではstoveではなく,heaterが相当し,
a heater,
electric heater,
gas heater,
oil heaterと言います。

英語のstoveは「料理用のクッキングヒーター」の意で使います。
stoveは,This stove burns coal. のように,
暖房器具の意でたまに使われることはありますが,
一般にはこの意では,
stoveよりも,heaterのほうが多用されます。

スナック -snack-

正しい英語は…bar

解説:
日本語で「スナック」「スナックバー」と言うと,
アルコール類を出す店のことです。

ところがこれは和製英語であって,
英語のsnackは
「三度の食事の間に食べるおやつ」「間食」「ちょっとした食べ物」の意味と,
「サンドイッチのように早く食べられる軽食」の意味に用いられ,
snack-barとかsnackとかいえば
サンドイッチやコーヒーを出す手軽なスタンド形式の食堂を指し,
アルコール類もなければ,ホステスもいません。
そういった食堂には
snack-bar,lunchcounter,luncheonette,snacks and coffee
というサインがウインドーに書いてあります。

日本でsnackをbarの意味で使うのは誤りで,
日本のスナックは英語のbarにあたります。
そこでHe had a couple of drinks at the usual bar.
のように言います。
Snack Bar Yukiではなく,Bar Yuki が正しいです。

スペル -spell-

正しい英語は…spelling

解説:
「つづり」の意の名詞「スペル」は和製英語です。
正しい英語ではspellingと言います。
日本人は語尾の-ingを落として和製英語を作るくせがあるので,
英語にもどすとき要注意です。
英語のspellは,
動詞としては「つづる」の意で用いられ,
How do you spell your name? と言います。
しかし,名詞用法としては,
「期間」「まじない」「金しぼり」の意で,
We have a long spell of rain.
The witch cast a spell that put the princess to sleep.
He was caught in the spell of the beautiful music. のように使います。

スポイト -spuit-

正しい英語は…squirt,syringe,filler

解説:
「スポイト」は,オランダ語のspuitからの借用語です。
英語では,squirt, syringe, filler と言います。

ズボン -jupon-

正しい英語は…trousers,pants,slacks

解説:
「ズボン」はフランス語のjuponの借用語です。
英語では
trousers,pants,slacks(替えズボン),pantaloons(女性用ズボン),
short pants (半ズボン),jeans(ジーパン)と言います。

スポンジ -sponge-

正しい英語は…spongecake

解説:
spongeは「海綿」「スポンジ」を意味します。
ところが英語のspongeはスラングで「腔」(vagina)を意味します。
正しい英語ではフルにspongecakeとしないといけません。

スマート -smart-

正しい英語は…slim

解説:
日本語で「スマート」というとたいていの場合は、
痩せているだとか、プロポーションがよい、
という意味で使われます。
他方、英語のsmartは
口語体で、頭がよい、とか知性を備えた、という意味で使われます。

スリップ注意! -SLIP-

正しい英語は…SLIPPERY

解説:
日本の高速道路で見かける「スリップ注意!」の
「SLIP」だと、
「滑れ」と命令されているか、
「婦人用下着」と書いてあることになり、
この場合使うのは和製英語で,おかしいです。
正しい英語の道路標識は
「SLIPPERY」,
「SLIPPERY WHEN WET」
です。
また、これまた日本人がよく使う「スリッピー(滑りやすい)」slippyは
slipperyのスラング的同義語であり、あまり使わないのが望ましいです。