ほ行

このページには、ほ行の和製英語をまとめています。

ほ行の和製英語一覧(クリックすると各単語に移動します)
ホームシック ボールペン ポスト
ボストンバッグ ボタン ホチキス ポット ホットケーキ ボディー・チェック ボディコン
ボンネット 本のカバー

ホームシック -homesick-

正しい英語は…homesickness

解説:
ふるさとを遠く離れて自分の家を恋しく思うことを
「ホームシック」と言うのは和製英語です。
homesickではなく,homesicknessが正しい英語です。
homesickは形容詞です。
Homesickness is a longing for home.
The soldier was homesick during his first few months in the army.

ボールペン -ball pen-

正しい英語は…a ball point pen,a ball point

解説:
「ボールペン」は和製英語であるから,
a ball pen と言っても通じません。
ボール型に作ったおもちやのペンの意しかありません。
英語ではa ball point pen または,a ball point と言います。

ポスト -post-

正しい英語は…a mail box,a post box

解説:
郵便箱の「ポスト」は英語のpostからの借用語ですが,
これは和製英語です。
英語のpostは「投函する」と言う動詞として,
Please post this letter for me. のように使います。
あるいは名詞として,「郵便」の意で,
The letter came in today's post.
Parcel postのように使ったり,
「柱」の意で,
He kicked the football between the goal posts.
「地位」の意で,
He has been promoted to the post of president.
のように使います。

「郵便ポスト」の意の正しい英語は,
a mail box,a post boxと言います。
なお,postは「郵便物」の意の名詞で,
in today's postと言うとすでに説明しましたが,
この場合はpostよりもmailを使うのが普通で,
today's mail と言います。
ただし「郵便局」はa post office が慣用です。

ボストンバッグ -Boston bag-

正しい英語は…grip,overnight bag,small traveling bag

解説:
大阪のスポーツ用品会社,美津濃の社長があるとき新聞で,
「底が平らで,両側がふくらんでいる旅行カバン」に
「ボストンバッグ」Boston bagの名前をつけたのは,
自分の会社の先代で,何れも商品名である,と話していました。
そうかも知れません。
英語にBoston bagをみることがありますが,
これは「書類を入れて持ち運ぶ取っ手のついたカバン」の意であり,
しかもボストン周辺のアメリカ東北部では通じることがあっても,
米国南部や,英国ではまったく通じないところをみると,
「旅行用ボストンパヅグ」は美津濃商店による和製英語というのが本当でしょう。
grip,overnight bag,small traveling bag といえばよく通じます。

ボタン -botao-

正しい英語は…button

解説:
「ボタン」はポルトガル語のbotaoの借用語です。
英語ではbuttonと言います。

ホチキス -Hotchikiss-

正しい英語は…stapler

解説:
日本では紙とじ器を「ホチキス」「ホッチキス」と言いますが,
これは和製英語です。
Hotchikissと言っても通じません。
正しい英語では「紙とじ器」をstaplerといい,
その中に入れて使う「コの字形のつづり金」をstapleといいます。
なお工業用の大型ホチキスはstapling-machineといいます。
ついでに,Hotchikissは米国人ホチキスが発明した機関銃のことで,
これを連続的に次々紙をつづる「紙とじ器」の名称に日本人が借用したのかもしれません。
しかし英米人には a Hotchikiss paper-fastner(ホチキス式紙とじ器)
とでもすれば通じるかも知れませんが,
Hotchikiss一語だけではstaplerの意味はなく,通じません。

ポット -pot-

正しい英語は…a vacuum bottle, a thermos bottle

解説:
日本人は「魔法ピン」を
「ポット」とか,「ジャー」とか呼ぶが,これは和製英語です。
「魔法ビン」の正しい英語は
a vacuum bottle, a thermos bottle と言います。
英語のpotやjarは別の形の容器を指します。

関連単語:ジャー

ホットケーキ -hot cake-

正しい英語は…pancake,griddle eake,flapjack

解説:
日本人の言う「ホットケーキ」は
英語では普通pancake,griddle eake,flapjackと言います。
焼きたてを温かいうちに食べるので,
hot cake とは絶対に言わないこともないが,通じがよくありません。
これはmelon(総称)と言ってもわかりにくく,
water melon, honeydew melon, cantaloup,muskmelon,etc.
を使ってよくわかるのと同じです。
ただ「飛ぶように売れる」という意味の慣用表現で
sell like hot cakes は普通に聞かれます。

ボディー・チェック -body check-

正しい英語は…security check,frisk,body search

解説:
英語のbody check は,
ラグビーやアイスホッケーで、
相手をブロックするために体当たりの攻撃をするときの動作を指す。
和製英語の「ボディーチェック」、
つまり,危険物の所持の有無を調べる「身体検査」の意味はありません。
この意味の英語は
セキュリティチェック(security check)やフリスク(frisk)です。
特に厳しいチェックにはボディサーチ(body search)という言葉を使います。

ボディコン -bodycon-

正しい英語は…tight-fitting,figure-hugging

解説:
「ボディコン」bodyconはbody consciousの短縮形で、
1980年代後半に若い女性の間で流行した、
派手な赤いものに代表されるような、
体の線にぴったりとした服のことです。
しかし、「ボディコン」という言葉を初めて聞いた英米人は、
その意味を誤解してしまいます。
bodyconではなくbody con と言っていると思ってしまいます。
conとは英語で、詐欺、ごまかし、ぺてん(confidence trickに由来する)
を表すことから生じたことです。
女性が自分の本来の体よりも
もっとセクシーな体型だと思わせようとして,
ごまかしを使ったといって非難する言葉かと思うでしょう。

ボンネット -bonnet-

正しい英語は…hood

解説:
自動車の前部にあるエンジンカバーのことをbonnetと言うのは英国では通じますが,
米国では通じません。
米国人はbonnetは「婦人用帽子」の意で使います。
正しくはhoodと言います。

本のカバー -book cover-

正しい英語は…book jacket

解説:
日本語の「カバー」は必ずしも英語のcoverに当たるとは限りません。
「本のカバー」は英語ではbook jacket といいます。
もしcoverを使うと「本の装丁」「本のとびら」を意味します。
coverとはいいません。