ま行

このページには、ま行の和製英語をまとめています。

ま行の和製英語一覧(クリックすると各単語に移動します)
マイカー マイコン マイペース まくらカバー マザコン マスコミ マスター マニア
マヌカン ママ,パパ マンション マンツーマン

マイカー -my car-

正しい英語は…one's own car

解説:
日本語で使われるマイカー my car は和製英語です。
英語のmy car は話者の所有物という意味です。
だから、my car なら
それはmy car と言った人の車という意味になります。
それに対し、和製英語の「マイカー」は
私有車や自家用車という意味なので、
英語では、所有者が誰かによって、
my own carなり、his own carと言うべきでしょう。

マイコン -micon?-

正しい英語は…microcomputer

解説:
正しい英語では略さずフルに
microcomputerと言わないと通じません。

マイペース -my pace-

正しい英語は…one's own pace

解説:
「マイペース」は和製英語であり,
my paceとしても通じません。
one's own pace が正しい英語です。
日本人はやたらに「マイ」をつけて,
「マイ・カー」「マイ・ホーム」と言いますが,
このmyは英語では不要であるか,
one's ownとしないといけません。

関連単語:マイ・カー

まくらカバー -pillow-cover?-

正しい英語は…pillow-case

解説:
日本語の「カバー」は必ずしも英語のcoverに当たるとは限りません。
「まくらカバー」はpillow-caseであり,coverではありません。
coverとはいいません。

関連単語:本のカバー,ベッドカバー,テーブルカバー

マザコン -mazakon-

正しい英語は…mummy's boy, momma's boy, mother fixationがある人

解説:
マザコンという言葉は英語では何の意昧もなしません。
しかしなぜか、ネイティブには
ヒーローが対決する怪獣の名前らしく聞こえます。
マザコンはもちろん地球を破壊しにきた宇宙人ではありません。

「マザコン」は「マザー・コンプレックス」の日本語発音からできた言葉で、
これも日本人の民間心理学で広く使われる概念です。
これは自分の母親に対する
度を越えた傾倒を表すときに使われ、
英語ではそういう人のことを。
mumm's boy やmomma's boy、
もしくはひどい場合には、
mother fixationがある人、などと呼びます。

さらには、男性を
tied to his mother's apron strings
(お母さんのエスプロンの紐に縛りつけられている)
と評することもありますが、
これはイエス・キリストの母親を
あまり重要視せずに独立を尊ぶプロテスタント教国でよりも、
聖母マリアを崇敬し、家族に重きをおく文化を持つ
カソリック教国においてよりよく目にする光景です。

マスコミ -mass commi?-

正しい英語は…mass communication, mass media

解説:
「マスコミ」は和製英語です。
正しい英語では略さずに
mass communication, mass media と言います。
「テレビ,ラジオ,新聞,雑誌」などのような,
大量情報伝達方式による大衆情報媒体を指します。
なお,英米人にはmass communication という難しい単語より,
mass media のほうが多用されます。

マスター -master-

正しい英語は…owner,chief,manager,proprietor

解説:
日本人はよく「バーのマスター」というような使い方をしますが,
これは和製英語です。
英語のmasterは,「大の飼い主」「奴隷の主人」の意ですから,
The dog obeys its master.
He was a cruel master,and whipped his slaves very often.
のような使い方が正しいです。

「バーの主人」その他の意味では,それぞれ別の単語を使い,
He is the owner of my boarding house.
My supervisor is chief of Purchasing Department.
He is the manager of this bar.
l am the chief bartender.
Mr.Smith is the proprietor of this hotel.
Who is the owner of this club.
のように言うのが正しい英語慣用です。

マニア -mania-

正しい英語は…maniac

解説:
第一,英語のmaniaは「熱狂」「熱中」の意であり,
maniacとして初めて「熱狂する人」の意になります。
日本人はmaniaが「熱狂する人」,
いわゆる「マニア」の英語であると誤解しています。
mania とmaniacをはっきり区別して使わなければなりません。

第二に,英語のmania,maniacには
「病的な熱中」という悪いニュアンスがあるから,
本人に面と向かっては言わないほうがいいです。
He is an enthusiastic golfer.
としておくほうが安全です。
「切手マニア」(a stamp maniac)と言わないで,
「熱心な切手収集家」(an ardent stamp collector)
とするのがよいです。

同じことが drinker という語についても言えます。
He is a heavy drinker.(アル中に近い)
とするよりも,
He likes to drink.
とする方が安全です。

マヌカン -mannequin-

正しい英語は…model

解説:
「マヌカン」はフランス語のmannequinの借入語で,
正しい英語ではmodelと言います。
英語ではこのほかmannequinと呼んで,
特に百貨店などで衣装を着てお客に見せる職業の女性を指しますが,
これはやや古い言菓であり,
今日では
a clothes model,fashion model,model
と言うのが普通です。
なお,mannequin girl というのは重複表現の和製英語です。
英語のmannequinには以上の意味のほか,
「衣装を着せて陳列する等身大の人形」の意にも使います。

ママ,パパ -mama,papa-

正しい英語は…mother,mom,mommy,mum,mummy,father,dad,daddy

解説:
「パパ,ママ」の項を参照してください。→パパ,ママ

マンション -mansion-

正しい英語は…flat(英),condominium,apartment(米)

解説:
日本でいう「マンション」は、
英語のマンションとはまったくちがいます。

英語でいうところの「マンション」は、
大きくて印象的な家、
もしくは数え切れないほど多くの部屋をいくつかの翼棟にわたって持ち、
何エーカーもの美しい地所に囲まれた、
広大な貴族の田園邸宅を思い起こさせます。
そのような、歴史的、そして建築的に重要なマンションは、
よくstately home (大邸宅)と呼ばれています。

18世紀くらいまでは、大きさや状態にかかわらず、
家や住居ならばどんなところでも
mansionと呼ぶのが標準英語でした。
そして複数形(mansions)では、
たとえばヴィクトリア・マンションズのように、
マンション1棟の名前によく見られます。
だから、1960年代に「マンション」という言葉を使いはじめた
日本の建設会社たちはあながちまちがっていたわけではなく、
ただ使わなくなっていた表現を再流行させただけなのです。

しかしながら現在では、
例外的なマンションの名前を除いて、mansionという言葉は、
非常に素晴らしい家や、
首相や知事などの高級官吏の公邸を指すことだけに使われます。

日本でいうところのいわゆる「マンション」を呼ぶには、
米語ではapartmentとかcondominium(俗語ではcondo)、
英語ではflatと言うのがよいでしょう。
マンションの建物全体を指すには
apartment blockやcondominium
もしくはblock of flats という言葉が使われます。
もし豪華なマンションなら
a luxury apartment(house)といいます。
また高級分譲マンションであればa condominium といいます。

ちなみに、
2DKや3LDKなどの日本風の
マンションや家の分類方法も英語にはありません。
英語ではマンションや家は通常、
studio apartment (1K)や
2-bed with kitchen-diner(2DK)、
そして、3-bed detached (寝室3つの一戸建て)
などと分類されます。

マンツーマン -man-to-man-

正しい英語は…one-to-one

解説:
英語のman-to-manは,「人間対人間の」
(open,without unnecessary politelless)の意であり
man-to-man talkは
「率直な話し合い」の意になります。
また,バスケットポールなどで,
相手方選手1人に味方選手が1人,常時くっついて回る戦法を
man-to-man defence と言います。
日本人がよく使う「1対1の」「個人の」という意味では,
one-to-oneが正しい英語です。